インドのカースト

インドには、カースト制度っていう身分制度があります。

基本的にはバラモン・クシャトリア・ヴァイシャ・スードラって分けられてて、

日本の江戸時代の士・農・工・商に似てると理解してる人も多いと思います。

が、しかし、

そんなどころではなくて、実際には職業ごとにものすごい数のカーストがあるんです。

なくなってきてるとはいいますが、まだまだ健在です。

例えば、

おやじがチャイ屋なら、息子もチャイ屋のチャイ屋カースト

おやじが泥棒なら、息子も泥棒の泥棒カースト

おやじが漁師なら、息子も漁師。

ありとあらゆる職業が、カーストとして世襲されてたんです。

その結果、インドって実はものすごい職人大国なんです。

なんかしら、ひとり一芸もってて、しかも極めてる。

乞食にしろ、ただたんにバクシーシ(施し)くれってんじゃなくて、

笛吹いたり、歌うたったり、バック転したり、、、なんかしら一芸もってる、

実はインドって吉本もビックリな、芸人大国なんです(笑

それで、ものづくりの技術もすごいんですね、

デリーにいてる時に、仕立て屋に服とか鞄とか注文してたんですけど、

足踏みミシンでダダダーって、

注文した次の日にはできる。ほんま職人業!!

映画地球交響曲ガイアシンフォニー)にインド人の音楽家がでてましたが

http://gaiasymphony.com/6_cast.html#ravi (この話すごいな、、、)

子供のころから、徹底的に英才教育うけてて、やっぱりすごいんです。

カースト恐るべし。

転職なんて概念はないんです。なかったんです。

貧乏人は、ずっと貧乏から抜け出せなかったんです、が、、、

それがここにきて、いっきにネットのインフラの進化で、

インド人の頭脳が国際社会とつながったんですね!!

NHKスペシャル「インドの衝撃」は、ほんまに衝撃でした。

インフォシスのニレカニもすごいんですけど、

IIT(インド工科大学)の学生がほんますごい、、、

超勤勉、、、ちょっとちょっと!!勉強しすぎやってーもっと遊んでよー

もともとインド人って、とことんやり込む職人気質で勤勉で、数学めっちゃ得意で、

プログラミングとかうってつけなんです!!

IITを受験しようとしてた受験生もでてたんですが、

村の貧困を救う為に、自分が勉強するんだーって目がキラキラ燃えてるし、

いまやカーストの抑圧から解放されて、貧困から抜け出す為に勉強してる。

うっわーめっちゃハングリーやん!!しかもめっちゃいっぱいおるしー!!

いいか、私は子供の頃、よく親に、

「トム、ご飯をちゃんと食べなさい、中国とインドの人たちは食べるものもないのよ」

といわれた。おまえたちへのアドバイスはこうだ、

「宿題をすませなさい、中国とインドの人たちがおまえの仕事を食べようとしているぞ」

「フラット化する社会」トーマス・フリードマン


きゃーおそろしいー