吉田の節分

魔界京都の中心地、左京区、そして吉田。

「左京系」なんて言葉があったりして(笑

そんな吉田で生まれ育って、アングラ一直線な僕なんですが、

子供のころから、大好きなまつりがあります。

それが、吉田山の吉田神社である「節分祭」

正月よりも、節分でやっと年明けるってかんじです。

子供のころは、吉田山に延々とつづく屋台がだいすきで、

ま、いまもあんましかわってないか、、、

それが、ちょっと大人になって、吉田神社の節分が何なんか、

わかってきたんですね

二月の二日三日節分の二日間、吉田神社奥の院みたいなとこが開くんですね、

その二日間は、全国の八百万の神々が、そこにきてはるんです。

だから、節分にそこにお参りしたら、全国の八百万の神々にお参りしたことになるんです。

中心に八角堂があり、その周りを全国の社がぐるーってまわってて、たしか国宝?写真とったらあかんかったような。

三日の夜中には、正月の飾りとかをあつめて、でっかいでっかい火を燃やす。


それって、、、

いまになって思うんですが、古代から延々続いてきた日本のアニミズムのような気がするんですね。

本の森羅万象に宿ってる、八百万の神々、、、

そして今でも大勢の人が、節分の日には吉田神社八百万の神々をお参りにくる。

その信仰が今でも残ってるんてすごいな。

毎年思うんですが、この日が初詣で、あけましておめでとうございます。ってかんじです。

旧暦の感覚は,大衆文化には染み付いてますね。


ちなみに、「徒然草」の吉田兼好は、

昔の吉田神社宮司さんです。

元祖ブロガーですね。