アニミズム

tenshin-ranman2007-12-10

山尾三省 「アニミズムという希望」より

アニミズムという言葉は、アニマという言葉がその源なんですね。
ラテン語のアニマ(anima)。
アニマというラテン語の意味は、生命あるいは命、あるいは精霊、霊魂。
霊魂という意味がいちばん強いかもしれません。
自然の万物の内には、このアニマが宿っている、
精霊あるいは霊魂が宿っているという考え方がアニミズムというものなんですね。
ですから、宗教史的に見れば、
宗教の一番最初、そもそもの始まりは、アニミズムから出てくる。

ぼくは、屋久島という島に住んでいますが、その島は杉が大変良く知られています。
原生林に入っていって、天然の巨大な杉があちこちに見られる奥岳へ行けば、
ただそれだけで、何かあるもの、を与えてもらいます。
なんともいえないいい気持ちといいますか、深い気持ちといいますか、力感といいますか、
そういうものを与えられます。
そういうことが日本および世界のどこの地域に行っても、
それぞれの風土に無限に秘められているわけです。
そういう物事が世界には無限に存在しているんですね。
それを森羅万象といいます。
森羅万象の中には、生命として、精霊として、霊魂としてアニマが宿っています。
そういう原初心性としての感受性をアニミズムというんですね。


森羅万象のうちにはアニマが宿っているという考え方をアニミズムといいます。

アニミズムという希望―講演録・琉球大学の五日間

アニミズムという希望―講演録・琉球大学の五日間




ただただ、単純に、

人間は、ありのままの自然から


アニマっていう、生命っていう質感を感じとることができる。

やったー!!ラッキー!!


その、感受性は大切にしたいですね。


あかん!!最近街で働いとって、おもいきっり鈍ってる!!