「精神的な囲い込み」覚え書き

おーなんかネットの調子が良い良い!!

最近、村上春樹が新作についてのインタビューに答えていて、

新作の背景として、カオス(混沌(こんとん))的な状況に陥った冷戦後の世界に関する認識も語った。その予兆は95年の阪神大震災地下鉄サリン事件にあり、「9・11」事件後に顕在化した。「僕が今、一番恐ろしいと思うのは特定の主義主張による『精神的な囲い込み』のようなものです。多くの人は枠組みが必要で、それがなくなってしまうと耐えられない。オウム真理教は極端な例だけど、いろんな檻(おり)というか囲い込みがあって、そこに入ってしまうと下手すると抜けられなくなる」

 だが、そうした状況でこそ文学は力を持ち得るという。「物語というのは、そういう『精神的な囲い込み』に対抗するものでなくてはいけない。目に見えることじゃないから難しいけど、いい物語は人の心を深く広くする。深く広い心というのは狭いところには入りたがらないものなんです」

この「精神的な囲い込み」ってのが、ずーっと気になってます。

下手すれば抜けられなくなるけど、それがなくなってしまうと耐えれない。。。