ジョムソンへの道
なんで今の自分は、こんな方向に進んでるのやろかって考えたとき、
それは、過去の自分が体験した、でっかい感動が基になってる。
やっぱ原点は強烈な体験やってんな。
インドでのどん底脱出からの続きなんですが、
その後、ネパールに向かったんです。
農業NGOへ。
そこは、世界で一番高地での米作りに成功したってとこで、日本人がやってるNGOがあったんですね、
3000ぐらいやったかな、富士山の頂上とおなじぐらいのとこでした。
そのNGOはジョムソンっていう村でやっていて、ポカラから飛行機やったらすぐなんですけど、
まーそんな金もなく、他の交通手段もなく、歩いていくしかないわけです。
アンナプルナ一周っていう、わりと有名なトレッキングのコースやったんですが、
出発してすぐに、食中毒になってしまい(笑
そうそう、インドで大丈夫やっても、ネパールで体調崩す人結構多かったですよ。
それで、食中毒はなんとか治ったんですが、体力がまったくなくなってしまって、
もうふらふらやったんですが、なんとかたどり着いたタトパニって街に、温泉があって、
そのタトパニで一気に回復!!ほんま温泉ってすごいですね。
で、ジョムソンにむけまた出発できたんです。
その道中の村々は、生活物資や食料とか、今でもロバや人力で運んでるんですね、
険しすぎて車道がつくれないんです。
山の民、めっちゃたくましい。
自分の身長よりでかい籠に、生きたニワトリとかぎっしり詰めて、下の街から何日もかけて運んでくる。
人間の底力。
イギリス軍に雇われてる、ネパール人の傭兵「グルカ兵」
彼ら、兵隊としては世界最強らしいんですが理由がよくわかりました。
さらに、驚いたことがあったんですが、
そのジョムソンよりもさらに高地に、ヒンドゥー教の聖地があるんですが、
そこにむかうババ(修行僧)たちときたら、おーい!!裸足に布一枚!!
僕も、かなり軽装備やったんですが、完全装備のヨーロピアンとか、びっくりしてたなー(笑
それで、そんなこんなで、なんとかジョムソンにたどりついたんですが、、、